活用例 2020/07/31

運転中の動作・視線解析

▲自動運転の実用化に向けて、運転中のドライバーの視線と動作を同時に計測。従来の視線計測機だけでは取得が困難だった頭の動きや腕の動きのデータも高精度に取得し、可視化することが可能になります。

計測方法とシステム概要

運転中のドライバーの視線と頭の動き、腕の動きを計測するため、モーションキャプチャシステム「OptiTrack」カメラを使用。ドライバーはセンサー(反射マーカー)を取り付けた視線計測機を装備。同時に両腕にもセンサーを取り付け、実際に運転します。
このとき「OptiTrack」は視線計測機や身体に取り付けたセンサーの位置座標を認識し、3次元データを取得。視線計測機による注視点や頭の傾きは視線解析ソフトウェア「SKYCOM EYE」で可視化することが可能ですが、視線と同時に腕の動きを数値化して解析するため、解析ソフトウェア「SKYCOM」を活用。
より詳細に、ドライバーの運転中の視線と動作の評価が可能になります。このように視線計測機に動作分析を組み合わせることで、評価の多様性が実現できます。

導入メリット①評価の多様性を実現化

通常、視線計測機は注視点を明らかにするのみですが、「SKYCOM EYE」は注視点と頭の傾きを可視化することが可能です。さらに「SKYCOM EYE」のデータは「SKYCOM」での解析にも対応しており、試技ごとに比較したい場合や視線だけでなく動作も同時に解析したい場合は、「SKYCOM」にてより詳細に解析。視線と姿勢の同時評価が可能です。

導入メリット②本来の動きを阻止することなく計測可能

モーションキャプチャで身体動作を計測する際、全身に専用スーツを着用して計測する場面があります。確かに、全身の動作解析を目的とした場合はスーツの着用が必要ですが、今回のように腕の角度だけが必要といった場合にはピンポイントにセンサーを装着し、計測することが可能。センサー自体も軽量なため、身体的な負担はなく、本来の動作を高精度に評価することが可能となります。

導入メリット③モノの動きも同時計測

今回は運転中のドライバーの視線と頭の動き、腕の動きを計測していますが、ハンドルやシフトレバーの動きも同時に計測が可能です。腕の動きの計測と同様に、ハンドルやシフトレバー等の計測対象にセンサーを貼付し、「OptiTrack」でトラッキング。取得した位置情報から変位や加速度、角度等の解析が「SKYCOM」で可能です。
このように「OptiTrack」「SKYCOM EYE」「SKYCOM」を活用した3次元動作・視線解析は、視線や頭の動き、腕の動き、モノの動きと、様々な解析が実現可能です。