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3次元測定 自動車・自動車部品

トレサビ管理も!3Dスキャナで測定不可な形状・素材の3次元測定

2020.07.07


3Dスキャナでは形状測定が難しいヘッドライトの形状を3次元測定システムを活用して測定。ワイヤレスなプローブを用いた倣い測定なら、透明な対象の形状測定が可能です。

測定方法とシステム概要

測定対象を囲むようにモーションキャプチャカメラ「OptiTrack」を設置し、センシング空間を構築します。その中でワイヤレスなプローブを用いて、対象の表面を倣い測定。解析ソフトウェア「SKYCOM TOUCH」上で、倣い測定の結果がリアルタイムに表示され、レポート出力までが容易に行えます。
この「OptiTrack」と「SKYCOM TOUCH」から構成されるシステムを3次元測定システムといい、3Dスキャナでは測定困難な透明な対象や黒い対象、水に濡れた対象の形状測定が可能です。

導入メリット:倣い測定で透明な対象の3次元形状測定を実現

3Dスキャナで透明な対象の形状を測定し、設計図と合っているかを確認する際、透明な対象では3Dスキャナの光を透過してしまうために形状が取得できないという課題がありました。これは3Dスキャナの光を吸収する黒い対象や反射する光沢物も同様です。反射防止スプレーを吹きかけ、3Dスキャナで形状測定を行うケースもありますが、手間がかかる上にスプレーの仕方によっては形状が変わってしまうといったリスクもあります。
3Dスキャナに変わる透明な対象の形状測定ができる方法の1つとして、3次元測定システムがあります。対象物をセンシングするために「OptiTrack」カメラを設置しますが、スキャナと異なるのは、この「OptiTrack」がセンシングするのはワイヤレスのプローブというところです。プローブにはあらかじめセンサー(反射マーカー)がカスタマイズされており、「OptiTrack」はこのセンサーをセンシングすることで、プローブの先端の位置情報を取得。プローブを用いた倣い測定により、輪郭形状測定を実現します。そのため、スプレーを吹きかける必要もなく、ガラスやプラスチックのような透明な対象、タイヤやゴムのような黒い対象、水に濡れた対象の形状測定が実施できます。




製品構成や活用例など 3次元測定システムの詳細を見る




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