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変位計測・挙動計測 建設・建設設備

サッシ・カーテンウォールを3次元かつ短時間で挙動計測する方法

2023.07.28

>こんな方におすすめ
  • 変位計の設置時間を短縮したい方
  • 多方向の変位算出を取り入れたい方
  • 複雑な形状のものを測定したい方

シャッターやサッシの製造で重要な耐久性について、性能検査ができるシステムが「変位計測システム」です。
アキュイティーの変位計測システムは、複数箇所・複数面の微細な変位量を簡単に、高精度で計測・解析することが可能です。
これまで計測する術がなかった分野でも活用できるシステムになっているため、多くの業界でご活用いただいています。


変位計測システム導入前の課題・要望

従来の変位計を用いたサッシ・カーテンウォール・シャッターの挙動計測では、計測までの準備工数で大幅に時間がかかるという課題がありました。
1軸方向のみの計測に適している変位計で、3次元の計測をしようとする際、まず、計測機をどの位置・どの向きで設置すべきか、設計をするところからはじまります。また、設置するにあたり、配線に注意をしながら行う必要があるため、煩雑で、工数がかかるという問題があります。
また、対象の形状や素材によっては変位計では計測できないという課題もありました。


それらの課題の解決策が「変位計測システムによる挙動計測」です。


変位計測システムの導入では、下記の2つの効果があります。
・準備工数を大幅に削減し、すぐに試験が可能
・複雑な形状のものも測定可能

変位計測システムによる課題の解決方法

アキュイティーの変位計測システムは、計測したい対象・点にマーカーを貼付し、そのマーカー位置情報をOptiTrackカメラで取得することで、挙動の計測が可能となります。
このとき、設置にはカメラからマーカーが見えていればいいだけで、軸方向に気にする必要はなく、複雑な設計をする必要もありません。
試験前の計測機の準備・設置が、一人でも簡単に完了します。なお、カメラが常設できる環境であれば、納品時にスタッフがカメラの設置~設定を行いますので、いつでも試験を開始できるようになります。
また、複雑な形状のものもマーカーを貼付することで、計測できるため、これまで計測できていなかった対象の挙動計測も高精度0.1mm以下で実現できます。

変位計測システム導入後の効果

このような変位計測システムを導入することで得られるメリットは大きく2つあります。
①変位計測システム導入後の効果
②測定精度0.1mm以下の高精度3次元計測
それぞれ詳しく見ていきましょう。

導入後の効果①変位計測のための準備工数の簡略化

従来の変位計を用いた挙動計測では、準備~設置までに半日~1日かかっていました。
これに比べ、アキュイティーの変位計測システムでは、カメラの設置と計測点へのマーカーの貼付で、準備~設置が完了するため、従来に比べると設置までにかかる時間は30分~1時間程度。
基準通りの性能であるかを試験するにあたり、手軽に工数削減ができるシステムとなっています。

導入後の効果②測定精度0.1mm以下の高精度3次元計測

マーカーは複数点に貼付しても、同時に計測ができるため、非接触で多点同時の3次元挙動計測が可能です。
また、ソフトウェア上で測定対象の視覚的な表現が可能であるため、試験結果の確認に要する時間も短縮できます。
実際に起こりうる地震を想定し、層間変位も精密に試験できるため、シャッター・サッシの耐久性を高めることができます。








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