Introduction Example

3次元測定 建設・建設設備

3次元測定システムによる床版・桁・プレキャスト製品の出来形検査

2024.03.25


>こんな方におすすめ
  • 10mを超える長尺製品の3次元測定を簡単に行いたい方
  • 寸法測定における測定結果のバラつきや記録漏れ等のヒューマンエラーを低減したい方
  • 床版・桁・プレキャスト製品等の出来形検査の工数を削減したい方

建設業界において大型製品の出来形検査を実施する際、コンベックスを使用した測定方法では、測定が1人では行えず、複数の人工が必要になること、測定結果にバラつきが生じる等、課題がありました。
3次元測定システムは、始点と終点の2カ所をプローブでタッチするだけで、1人で簡単に2点間の長さが3次元で測定できるだけでなく、結果をそのまま自動記録します。工数低減やヒューマンエラーの発生を低減する効果があり、特に、大型製品の寸法・形状測定に活用されています。

3次元測定システム導入前の課題・要望

10mを超える長尺の床版の場合、寸法測定を行うにはコンベックスを使用していました。しかし製品角や凹凸のある箇所の測定にコンベックスは不向きで、どうしても測定結果にバラつきが発生し、正確な測定が困難という課題があります。
さらに、測定数値の記録を手作業で行っているため、記録漏れ等のヒューマンエラーが発生。測定方法がアナログであることで様々な課題が生じていました。


それらの課題の解決策が「3次元測定システムによる出来形検査」です。


3次元測定システムの導入では、下記の2つの効果があります。
・測定のデジタル化で、大きさや形状を問わず、簡単に寸法・形状測定が3次元で可能になること
・1人で測定~記録まで完結し、ヒューマンエラーなく検査が可能になること

3次元測定システムの特長

アキュイティーの3次元測定システムは、工場内の出来形検査のアナログ測定をDX化し、誰でも簡単にヒューマンエラーのない測定を可能にします。
3次元測定システムによる製品の寸法・形状測定では、測定対象や測定環境に合ったカメラを用いて行うため、対象製品の大きさや形状は問いません。10mを超える長尺の床版であっても、カメラの設置作業は一度のみです。測定箇所が認識できる位置にカメラを設置することで、盛替えなしで製品全体の3次元測定が可能になります。
測定にはペン型のプローブを用いて、測定箇所にタッチをするのみと簡易で、測定結果は自動的に記録されます。

3次元測定システム導入メリット

このような3次元測定システムを導入することで得られるメリットは大きく2つあります。
①一人で簡単に3次元測定ができ長尺製品のたわみも可視化
②デジタルによる測定結果の一元管理でレポート出力まで可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①一人で簡単に3次元測定ができ長尺製品のたわみも可視化

3次元測定システムの大きな特徴は、一人で測定が可能になる点です。10mを超える長尺の床版の出来形検査でも、始点と終点の2点をハンディタイプのプローブでタッチするだけで2点間距離が測定できるほか、形状をなぞることでたわみの測定も可能です。
測定には、各種測定箇所にタッチするプローブと、そのプローブを認識できるようにカメラを設置して行います。そのため、カメラからプローブが認識できていれば、幅・奥行・高さ等、様々な測定項目を盛替えなしで測定することが可能です。
これまでコンベックスの使用で複数人で測定していた出来形検査も、一人で簡単に3次元測定が可能になることで、人工の低減や測定時間の削減等の効果があります。

メリット②デジタルによる測定結果の一元管理でレポート出力まで可能

アキュイティーの3次元測定システムを用い、プローブでタッチした箇所は、自動的にソフトウェアへ記録され、各測定項目の結果が一元管理できます。
導入前は手書きやエクセルへの入力等で記録をしていた作業工数が削減。さらにこれらの測定結果はレポート形式で出力することもできるため、書面での提出や管理フォルダへの保存も可能です。






この記事をSNSでシェアする

Inquiry

お客様の課題に合わせてスタッフが最適な解決します。
製品の修理や故障、技術的なお問い合わせはサポートからお問い合わせください。

ページの先頭へ戻る