カメラの分解能(画素数)は光学式の計測において一番わかりやすい精度の指標になります。カメラの決め方にある通り、画素で空間を分解するため、カメラの画素数が多ければ多いほど、空間をより細かく分解することになり、精度は向上します。
画像センサーに光を送り込むレンズも精度を決める要素となります。レンズにはカメラと同様に分解能があります。また、画面の中心でも隅でも映像が歪まず正しく光を届ける設計が施されているレンズであるか否かも精度を決める要素です。OptiTrackのレンズは全てのカメラで最適化されたオリジナルのレンズを使用しています。
カメラの位置や角度を計算するワンド自身の精度も精度を決める上での重要な要素となります。(キャリブレーション方法の詳細はこちら。)ワンドの3つのマーカーの距離を参照し、カメラの位置や角度を計算するため、ワンドの3つのマーカーの位置の精度が悪いと、計算結果が悪くなってしまいます。ワンドの精度がモーションキャプチャシステム自身の精度を変えるといっても過言ではありません。
カメラは、カメラから見える円(マーカー)の重心を計算し、その位置を特定しています。たとえば、マーカーの形がいびつで、見える角度により重心の位置が異なると、その精度は悪くなります。凹凸等も無く、どこから見ても同じ重心をとらえるような事ができるマーカーを使用することが重要です。また、マーカーが小さすぎると十分に重心計算ができないため、大きさも適正なマーカーを選ぶことが重要です。
カメラの位置が近すぎて角度が少ないカメラからの情報で3次元計算を行うと満足な精度を得ることはできません。すべてのマーカーがどの位置にいてもカメラから認識できるよう、十分な角度を持たせて配置することが重要です。(カメラ配置の詳細は、こちら。)
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