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SKYCOM EYE

「SKYCOM EYE」(スカイコム アイ)は、モーションキャプチャシステム「OptiTrack」と視線計測機を同時収録し、3次元視線解析を実現するソフトウェアです。「どの向きから」「何を」見ているかが分かります。

ワークフロー

STEP1

測定

「OptiTrack」カメラを使用し、視線計測機に貼付したセンサー(反射マーカー)の座標データや空間内での注視点を取得。本来、視線計測機で取得できる注視点の3次元座標は、原点が視線計測機となるため、視線計測機からの相対的な座標しか取得できません。そこで「OptiTrack」は視線計測機にセンサーを貼付することで、空間内での注視点の取得を実現します。

STEP2

解析

「OptiTrack」で取得した3次元座標データを基に、ソフトウェア「SKYCOM EYE」で様々な解析・評価を行います。姿勢角や注視位置座標、指定エリアへの視線侵入回数カウント、ヒートマップ表示等、解析機能も充実。

STEP3

レポート出力

「SKYCOM EYE」で解析したデータはPNG形式やCSV形式でので出力が可能。解析結果を簡単に共有することができ、配布資料としてもご活用いただけます。






機能一覧

計測機能

座標系の変換

視線計測機で取得する視線の動きは、ローカル座標系でのものであり、視線計測機を原点とした3次元座標データとなります。「SKYCOM EYE」はモーションキャプチキャ「OptiTrack」と連携して使用することで、ローカル座標系をワールド座標系へ変換し、視線計測機自体の3次元座標をセンシング。これにより、3次元空間での相対座標を取得でき、奥行きや角度といった3次元内の動きを考慮した3次元視線解析を実現します。



カウントエリア作成

任意のエリアを指定し、注視点の侵入回数を解析する機能。カウントエリアを「いつからいつまで」「何回」「何秒」見ていたかをデータ化し、出力できます。カウントエリアは複数作成でき、カウントした情報を基に簡易的なヒートマップを作成することも可能です。



記録

視線計測機とモーションキャプチャ「OptiTrack」を同時に制御し、記録する機能。視線計測機と「OptiTrack」それぞれをコントロールするソフトウェアを操作せず、SKYCOM EYE上で同時収録が可能です。
SKYCOM EYE対応視線計測機:Tobii社製、Pupil Labs社製(2020年9月時点)



記録後の処理

記録後、解析に必要なファイルを作成する機能。下記のように、視線計測機のデータ保存先と「OptiTrack」のデータ保存先が異なる場合もファイルの作成は可能。
・視線計測機のデータ保存先:SDカード
・OptiTrackのデータ保存先:計測で使用するPC
このような場合、それぞれのファイルを該当フォルダから自動でコピーし、解析に必要なファイルを新たに生成します。






解析機能

算出項目

記録したデータの再生と解析を行います。算出項目は以下の通りです。
・視線計測カメラ座標、姿勢角
・瞳孔中心座標
・注視位置座標
・瞳孔径



カウント集計

計測時に指定したカウントエリアへの侵入回数や時間を解析する機能。注視時・注視時間・注視回数・注視総時間の集計が可能です。集計結果は一覧として、CSV出力することが可能です。



ヒートマップ解析

計測時に指定したカウントエリアの注視時間を静止画上でカラー表示する機能。エリア内のどこがより注視されていたか視覚的に表現できます。静止画をシーン映像から切り取り、ヒートマップのピクセルサイズや最大・最小時間、カラーバーの凡例描画等を任意で設定して解析します。解析結果は、画像(PNG)や数値(CSV)出力することが可能です。






表示・出力機能

3次元ビュー表示

計測した視線や視線計測機のモーションキャプチャデータを3次元空間上で表示する機能。計測時はリアルタイムに視線計測機の位置や姿勢の情報が表示されます。また任意で設定できるカウントエリアやCADデータの表示も可能です。



シーン映像表示

視線計測機に搭載されたカメラのシーン映像を表示する機能。リアルタイムのシーン映像上に注視点(赤丸)が表示されます。ヒートマップ解析を行う際は、この映像から静止画を切り出してマッピングします。



データ出力

ヒートマップやカウントの結果等を出力する機能。シーン映像にヒートマップをマッピングした画像(PNG形式)やカウントの集計結果(CSV形式)を出力することができます。






動作環境

OSWindows10(64bit)
CPUCore i7 第7世代以上搭載
メモリ16GB
視線計測機Tobii Pro Glasses 3, Tobii Pro Glasses 2 または Pupil Labs
※別途ヘッドトラッキング用のマーカーセット必要
※Pupil Labs使用時はSSD搭載推奨
※対応バージョンの詳細は別途お問い合わせください。
その他OptiTrack制御ソフトウェア「Motive」ver.1.10.3以上対応

導入事例

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