導入事例Introduction Example
製造業のDX化!AIを活用した検品作業
2023.06.27- 検品作業の簡易化・省人化をしたい方
- 製造業の自動化に取り組んでいる方
- AIを活用して、検品の質を一律に保ちたい方
製造業界でもDX化が進む一方、検品作業などにおいては、未だ人による目視が重要な役割を担っているのが実情です。
日々の検査工程で課題となっているのは、人手不足の問題や検査の判定基準が属人化されていることなど、様々。
アキュイティーのAI外観検査システムは、検品作業が自動化できるだけでなく、判定基準を定義するため、人によってバラつきがあった検品作業の品質が一律となり、ヒューマンエラーを防ぐことができます。
AI外観検査システム導入前の課題・要望
検査の自動化をする上で、最も難しい問題となっているのが、人の判断や作業をどうやって置き換えるか?といった部分です。
「判断する脳」「見つめる目」「動かす手」の役割をなににどう置き換えれば、自動化ができるのか。最適解がわからないといった中で、自動化までなかなか進まずにいるというのが、主な課題となっています。
さらに、作業員の目視検査であると、その分、コストがかかってしまうというのも課題の一つでした。
それらの課題の解決策が「AI外観検査システムによる検品作業の自動化・省人化」です。
AI外観検査システムの導入では、下記の2つの効果があります。
・最適な環境で多面を一度に、自動的に検査が可能
・安定した検査のクオリティが維持できる
AI外観検査システムによる課題の解決方法
検査したい面・項目にあわせてカメラの配置や照明の種類、当て方、検査環境に至るまですべて自社設計・構築を行います。さらに、検査のクオリティが一定になるように、検査基準を一律にしてAIに学習させます。
たとえば箱内部の傷検査をしたい場合、どういうものが傷と判定できるのかをAIに学習させます。ほかにも、汚れであればどういったものが汚れと判定できるのか、打痕や水滴も同様に、種別ごとに分類わけをし、自動で判定できるようにシステムを構築します。
そうすることで、AIは学習した検査項目・基準に合わせて、自動で良品・不良品の判定を行うことが可能となります。
AI外観検査システム導入後の効果
このようなAI外観検査システムを導入することで得られるメリットは大きく2つあります。
①箱内部の底・側面など多面に渡る自動検査の実現
②検査基準を一律化することによる作業品質の維持
それぞれ詳しく見ていきましょう。
導入後の効果①箱内部の底・側面など多面に渡る自動検査の実現
AIで外観検査を自動化したいといっても、その対象や検査項目は様々。アキュイティーでは対象・検査項目に合わせて、自動検査が実現できるシステム構築をオーダーメイドで実施しています。
その一例として、箱内部の底や側面など、多面に渡る自動検査では、検査したい面に影がかかり、傷や汚れが判定できなくなってしまうことを避け、カメラや照明の選定を実施しました。
箱自体に光沢がある場合や、影と近しい色をしている場合、小さな傷は隠れやすく、目視でも見つけるのに作業時間がかかってしまうという課題があります。これを自動的に検出するには、カメラや照明のノウハウ、また、検出できる環境構築に関するノウハウが必要となります。
アキュイティーのAI外観検査システムは、これらのノウハウを組み合わせ、1mm以下の小さな汚れまで自動検査が実現しています。
導入後の効果②現場での目視検査を踏まえた検査の品質を維持
工場として検査の判定基準は設けられていても、最終的には人の感覚やコツによるところがあります。たとえばベテランの作業員の方であれば、短時間で見落としもなく検品作業が可能でも、新人の方は、そもそも判定基準を覚えるところからはじまります。見落としや誤認識といったヒューマンエラーを防ぐには、検査基準が一定のシステム導入が考えられます。
アキュイティーのAI外観検査システムでは、これらの属人化やヒューマンエラーを防ぐため、最初に要件整理を行い、一律の検査基準を設定します。そうすることにより、自動検査の際には、あらかじめ設定した基準通り、一律で良品・不良品の判定が可能となります。
また、アキュイティーでは、検査の品質向上だけでなく、現場工程を考えたソフトウェアの開発も行っているため、ヒアリング内容にあわせてオーダーメイドで、現場が運用しやすい形での納品が可能です。
検出率を高めるために現場の検品業の要素をバラして、課題を解決するプロセスが自社内に備わっています。現場にあわせたAIによる自動検品を行うことで、人による目視検査の代わりとして活用できます。
導入事例 検索
お問い合わせInquiry
お客様の課題に合わせてスタッフが最適な解決します。
製品の修理や故障、技術的なお問い合わせはサポートからお問い合わせください。