Introduction Example

変位計測・挙動計測 自動車・自動車部品

ワイパーの”本来の動き”を引き出す測定試験

2023.07.05

>こんな方におすすめ
  • ワイパー本来の動きを阻害せず試験を行いたい方
  • 計測工数を削減したい方
  • 雨天時を想定した試験や油を使う試験を行いたい方

ワイパーは、基本的には雨天時のみ使用されます。しかし、その使用時に不備があると、大きな事故を引き起こしかねません。
アキュイティーの変位計測システムは、水耐性のあるマーカーを使用しながら、ワイパーの動きを阻害することなく、測定試験を実施することができます。

変位計測システム導入前の課題・要望

従来は、加速度センサーをワイパーにつけて計測していましたが、それでは加速度センサーの重さによってワイパーの挙動を制限してしまい、正確な情報を取得できないというデメリットがありました。さらに、ワイパーが活躍するのは雨天時のため、センサーの耐水性も大きな課題でした。


それらの課題の解決策が「変位計測システムによる防水マーカーでの挙動計測」です。


変位計測システムの導入では、下記の2つの効果があります。
・ワイパーの動きを高精度0.1mm以下で正確に把握可能
・水が原因でセンサーが壊れることがない

変位計測システムによる課題の解決方法

ワイパーの微細な挙動までを計測する際、アキュイティーの変位計測システムでは、マーカーサイズわずか3mmほどの微小で軽量なものを使用します。このマーカーを計測したい点に貼付し、カメラを用いて挙動を計測。このとき、使用するマーカーは撥水効果のある樹脂コートマーカーを使用するため、雨天時を想定した試験も実施できます。

変位計測システム導入後の効果

このような変位計測システムを導入することで得られるメリットは大きく2つあります。
①ワイパーの挙動を阻害せず、高精度な3次元計測が可能
②水を気にすることなく試験の実施が可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。

導入後の効果①ワイパーの挙動を高精度かつ3次元で計測が可能


アキュイティーの変位計測システムは、各計測点にマーカーを1点貼付し、そのマーカーの位置座標(X,Y,Z)を複数台のカメラから取得することで、3次元での挙動計測が可能なものです。
このとき、使用するマーカーサイズはわずか3mmほどの微小なものから、50mmを超える大きなものまで様々。
ワイパーの性能試験で、挙動計測を行う場合、ワイパー本来の挙動を阻害せず、正確に計測できるよう、微小かつ軽量なマーカーを使用します。
変位計測システムによる挙動計測は、高精度0.1mm以下で微細な動きまでデータ取得できるため、ワイパーの動きで生じた微細な揺れやひずみも見逃さず、グラフでわかりやすく可視化します。
また、このとき、試験を行いながら、ソフトウェア画面上で、リアルタイムに変位や加速度、姿勢角度など、様々な解析結果をご確認いただけます。

導入後の効果②水を気にすることなく試験の実施が可能


雨天時を想定したワイパーの挙動計測では、撥水効果のある樹脂コートマーカーを利用するため、水が原因で測定機器が壊れるといった事態を避けることができます。水にマーカーが濡れても、計測結果に影響はなく、過去に例を見ないような大雨の被害が増加する昨今、想定を遙かに超える大雨にも耐えうる品質向上へと活かすことができます。
また、ブレーキフルードなどの油を用いる試験においても、樹脂コートマーカーは活用ができます。撥水効果・撥油効果のあるマーカーを使用することで、今までできなかった計測が実現可能です。




導入メリットや活用例など 変位計測システムの詳細を見る




この記事をSNSでシェアする

Inquiry

お客様の課題に合わせてスタッフが最適な解決します。
製品の修理や故障、技術的なお問い合わせはサポートからお問い合わせください。

ページの先頭へ戻る