Introduction Example

変位計測・挙動計測 自動車・自動車部品

加圧による変形も測定可能!ホワイトボディの変位計測

2024.01.25

>こんな方におすすめ
  • 車体のゆがみや変形を同時に複数箇所計測したい方
  • 引張試験の際に力が加わった一部箇所だけではなくすべての箇所の変形を計測したい方
  • 試験の工数作業を減らしたい方

自動車の製造工程におけるホワイトボディの引張試験では、従来、変位計やレーザートラッカーを使用して計測していました。しかし、これらの計測方法では、引っ張った際に力が加わえられた箇所全体の変形を計測するには適していないという課題があります。
アキュイティーの変位計測システムでは、車体のゆがみ・変形を計測できるだけでなく、力が加えられた箇所全体のゆがみ・変形を計測することが可能です。

変位計測システム導入前の課題・要望

ホワイトボディの引張試験の際、従来は、変位計やレーザートラッカーなどで計測していたため、力が加わる箇所や変形箇所を1点ずつからでしか計測できませんでした。また、バンパーを引っ張った時のような加圧箇所全体の変形を測定したいときには適していないという課題がありました。


それらの課題の解決策が「変位計測システムによるホワイトボディの変形変位測定」です。


変位計測システムの導入では、下記の2つの効果があります。
・加圧による影響を含んだ変位関係を取得
・試験工程の大幅な削減

変位計測システムの特長

アキュイティーの変位計測システムでは、カメラの認識範囲内であれば、100点以上のマーカーの3次元位置情報を取得できます。
そのため、多点同時に計測することができるだけでなく、微少で軽量なマーカーを使用するため、加圧時の計測の際にも影響を及ぼすことはなく、正確な数値を得ることが可能です。

変位計測システム導入メリット

このような変位計測システムを導入することで得られるメリットは大きく2つあります。
①一度の計測で多点同時計測が可能
②ホワイトボディの引張試験の工数が75%削減
それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①一度の計測で多点同時計測が可能

単一のマーカーの変位計測だけでなく、複数のマーカーから剛体を作成し、面全体での変位量の計測が可能です。
また、解析項目は変位、速度、加速度のほか20項目以上の詳細な解析が可能となるため、様々な条件の下、想定されうる加圧を踏まえた変位変形測定もすることができます。

メリット②ホワイトボディの引張試験の工数が75%削減

計測対象にはカメラを設置後、マーカーを貼付するだけで計測が開始できること、多点同時計測が可能なことから、実例として準備から解析まで一週間かかる試験が、一日に短縮されています。
さらに、変位量はカラーマップで描画ができるため、変位量が大きい部分は赤く表示し、小さなところは青く表示するなど、視覚的にもわかりやすくなる効果があります。解析結果が直感的に認識でき、紐解く工数も削減。
従来の変位計やレーザートラッカーによる引張試験と比較して、大幅な工数削減が実現します。





この記事をSNSでシェアする

Inquiry

お客様の課題に合わせてスタッフが最適な解決します。
製品の修理や故障、技術的なお問い合わせはサポートからお問い合わせください。

ページの先頭へ戻る