

SKYCOM3.10では、クイックライブ機能の強化、複数データ処理の効率化、簡易統計機能の追加を中心に、運用改善、計測・解析業務をよりスムーズに行えるアップデートを実施しました。
クイックライブでのカウンター解析や解析グラフの時間軸指定に対応したほか、複数データのインポート、使用データの選択、複数ファイルのマージ出力にも対応。さらに、スケルトンデータからのCOG算出機能や、FFT解析機能の強化により、研究・教育・現場計測でのデータ活用をさらに支援します。
クイックライブ機能をさらに強化
・クイックライブでのカウンター解析に対応
・クイックライブに自動ラベル機能を追加
・クイックライブ トリガ記録改善
・解析グラフの時間軸範囲を任意指定可能に
・簡易統計機能
・分割保存機能
・クイックライブ中の3Dアニメーションの表示機能追加
クイックライブ上でカウンター解析を行えるようになりました。
計測中の動作回数やイベント数を確認しながら解析できるため、現場での即時確認や記録後の確認作業を効率化できます。
また、クイックライブにて自動解析も有効になりました。
クイックライブ記録時にラベルを自動付与できるようになりました。
記録後の整理作業を効率化し、運用負荷を軽減します。
トリガ記録機能を改善し、よりスムーズな記録操作を実現しました。
特定のマーカーの加速度が一定値以上まで上昇した時や、スケルトンの右手が一定の高さを越した時等、イベントトリガーの記録制御が可能になります。
上記により、計測開始のトリガーを例えばアクターや、計測対象の動作開始に合わせるとことができ、計測における運用効率が上昇します。
クイックライブで表示する解析グラフの時間軸範囲を、任意に指定できるようになりました。
確認したい区間だけを絞り込んで表示できるため、特定動作やイベント前後の変化をより見やすく確認できます。
解析した時系列データに対して最大、最小、平均、標準偏差、分散の統計処理が可能になりました。
同時に最大6つの解析項目に対し算出可能で、結果はレーダーチャートとして表示されます。
比較A-Bにて利用すれば容易に比較解析が可能になります。
インポート中のデータを分割して保存できるようになりました。
必要な区間のみを保存・共有でき、データ整理作業を効率化します。

クイックライブ中に3Dアニメーションを表示できるようになりました。
計測データと3D動作をあわせて確認できるため、動作の把握や教育・研究用途での確認がしやすくなります。
複数データ処理を効率化
・複数データのインポート&使用データ選択機能
・複数ファイルのマージ出力に対応
・リサンプリング機能追加
複数データのインポート&使用データ選択機能
複数のデータをまとめてインポートし、解析に使用するデータを選択できるようになりました。
複数条件や複数試行のデータを扱う際の操作負担を軽減し、比較・確認作業を効率化します。
複数選択したファイルをマージし、1つのファイルとして出力できるようになりました。
データ整理やツールへの受け渡しを効率化し、後処理作業をスムーズに行えます。
異なるサンプリング周期のデータをリサンプリングできるようになりました。
外部データとの同期や比較解析を柔軟に行えます。
特に、今回追加されたアップサンプリング向けアルゴリズムである Sinc補完は、振動試験向けに最適化された補間手法を採用しています。これにより、ハードウェアの制約などから高サンプリング周波数での計測が難しい場合でも、必要なサンプリング周波数に補完したデータを出力することが可能です。
スケルトン解析機能を拡張
・スケルトンデータからのCOG算出に対応
・剛体の自身が持つローカル座標系基準での速度・加速度解析に対応
・2点角度における平面との角度算出を改良
スケルトンデータが含まれるデータの解析時、解析追加から身体重心計算を行うことでCOGを算出できるようになりました。
剛体視点での速度・加速度を解析可能になり、ワールド座標系では評価の難しい計測が容易になります。
例えば旋回する車の進行方向への加速度や人計測における関節(Hip等)の進行方向への速度といった解析が可能となります。
2点角度で基準平面との角度を算出する際に、面に対する正負の符号を持って表現されます。
基準平面に対する角度の向きまで判別できるため、動作方向や姿勢変化をより詳細に確認できます。
FFT解析機能を強化
・時間区切りFFT表示に対応
・FFT結果のCSV出力に対応
・FFTデシベル基準値設定機能
・周波数 × パワースペクトル密度グラフ表示追加
指定した時間範囲ごとにFFT解析を実行できるようになりました。
解析対象としたい期間を狙って周波数特性を比較できるため、
振動解析における詳細な検証が可能です。
FFT解析結果をCSV形式で出力可能になりました。
外部ツールでの追加解析やレポート作成など、
解析データの二次活用を効率化します。
FFT表示時のデシベル基準値を設定できるようになりました。
用途に応じた基準値の選択が可能となり、解析効率が向上します。

周波数とパワースペクトル密度を組み合わせたグラフ表示に対応しました。
より広い解析ニーズにご利用頂けます。
その他改善項目
・Iポーズ基準対応
・Captury計測における3Dアニメーション機能をサポート
・3Dビュー ラベルサイズ変更
・バッチ処理で複数の解析出力を単一ファイルに纏める機能追加
・三次元の加速度解析オプションを追加
Iポーズを基準とした解析に対応しました。
Capturyにて計測したデータの閲覧時、スケルトンの3Dアニメーション描画機能が有効になりました。
3Dビュー上のラベルサイズを変更可能になりました。
従来の仕様では例えば対象の加速度、速度、変位を解析した場合、それぞれ結果が分かれ、複数のファイルで出力されたところ、単一ファイルでの出力が可能となりました。

従来の合成加速度解析に加え、速度変化解析が行えるようになりました。
空間上で3次元的に動く物体の加速、減速が解析可能になります。
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