

マーカーレスモーションキャプチャ BC-Body の新バージョン、BC-Body 2.3 をリリースいたしました。
計測できる動きの幅をひろげ、より使いやすいソフトウェアへ進化した BC-Body について、注目のアップデート内容をご紹介いたします。
※ BC-Body は Moop(ムープ)へ名称を変更しました。本バージョン 2.3 は、ソフトウェア上の表記が従来どおり「BC-Body」となります。詳しくは記事末尾の「製品名変更のお知らせ」をご覧ください。
BC-Body に対応するカメラのラインアップに、高速撮影に対応した新しいカメラ(Acuity Cam)が加わりました。
これまで高フレームレートでの計測には高価なカメラが必要でしたが、本カメラはマーカーレス計測に必要な性能を備えつつ、導入しやすい価格帯に収めています。同じ予算でより多くの台数を構成できるため、計測範囲の確保やオクルージョン対策の面でも有利になります。また、カメラ間の同期に専用ケーブルや同期装置を必要とする製品が多いなか、Acuity Cam はLANケーブルの接続だけで同期がとれるため、設営・撤収も手軽です。
ゴルフやバッティングのインパクト動作、産業現場の高速な手作業など、これまで撮り逃していた一瞬の動きを、マーカーレスのまま捉えられるようになります。
※ 対応フレームレートは、今後のバージョンアップでさらに拡張していく予定です。
人と人が近づくと姿勢推定が乱れやすい、という課題を改善する「多人数向け」モデルを追加しました。
複数人が重なる、すれ違う、物を受け渡すといった場面でも、それぞれの姿勢を安定して取得できます。共同作業や対人動作など、これまで計測が難しかったシーンにもマーカーレスモーションキャプチャをご活用いただけます。
通常の計測はデフォルトモデル、人の重なりが多い場面では多人数向けモデル、とシーンに応じて切り替えてご利用いただけます。
※ 多人数向けモデルの使用時は、4台構成でのご利用を推奨しています。
トラッキングエリアの設定を、3Dビュー上で直接行えるようになりました。
実際の計測空間を見ながら範囲を決められるため、エリア設定がスムーズになります。対象外の人物や物体を範囲から外す作業も直感的に行えます。
キャリブレーションボードとして、ラドンチェッカーボードに対応しました。あわせて、キャリブレーションボードの認識AIの性能も向上しています。
従来のボードよりも認識率が高いため、キャリブレーションのためのサンプル取得が容易になります。ボードを持って動かす際の手間や撮り直しが減り、計測前の準備をスムーズに進めていただけます。
▼Before:従来のチェッカーボード。ボードが認識されず、取得枚数は 0 のままです。

▼After:ラドンチェッカーボード。同じ位置・同じ姿勢でも各コーナーが検出され、サンプルが取得されます。

解析結果を FBX形式で書き出せるようになりました。
3Dツールへスケルトンアニメーションをそのまま持ち込めるため、変換作業の手間なく制作パイプラインに載せることができます。動作分析の用途に加えて、映像制作やシミュレーションなど、より幅広い場面でデータをご活用いただけます。
全身の骨格に加えて、顔のキーポイントを算出するモードを追加しました。
顔のキーポイントを全身データと同じ座標系・同じタイムラインで取得できるため、体の動きと顔の動きを紐づけた分析が可能になります。
バッチ解析の実行時に、全データで共通して使用するキャリブレーションファイルを指定できるオプションを追加しました。
同じカメラ配置で撮影した多数のデータを、そのまま一括で処理できます。被験者数の多い研究や、繰り返し行う定点計測において、解析工数を大きく削減できます。
マーカーレスモーションキャプチャ BC-Body は、Moop(ムープ)へ名称を変更しました。製品の機能・仕様・サポート体制に変更はありません。
本記事でご紹介している BC-Body 2.3 は、ソフトウェアの画面表記・マニュアル・製品ラベル等が従来の「BC-Body」のままとなります。名称の切り替えは次回リリース以降、順次進めてまいります。
新しい製品ページはこちら:マーカーレス3Dモーションキャプチャ Moop
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