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動作分析 自動車・自動車部品

導入事例:マツダ株式会社様「MAZDA MIRAI BASE」にモーションキャプチャを活用した技能伝承の取り組みが掲載されました

2025.11.05
(左から)マツダ株式会社 匠の高橋様、ツーリング制作部佐伯様、須賀様、若手技能者の高橋様(画像提供:マツダ株式会社)

マツダ株式会社様が運営するメディア「 MAZDA MIRAI BASE 」に、モーションキャプチャシステム「OptiTrack」と解析ソフトウェア「SKYCOM」を活用した技能伝承の取り組みが掲載されました。



「匠の技能」を伝承することへの課題



「魂動デザイン」を実現するためには、金型を製作する際に「匠」の手による最終仕上げが必須(画像提供:マツダ株式会社)

マツダ様では、ボディパーツの製造に必要な金型を機械で高精度に製作したあとに「魂動(KODO)デザイン」という付加価値をつくりこむため、最後に職人の手仕上げが行われています。「魂動デザイン」を実現するためには数ミクロン単位の精度で調整を行う必要があり、高度な技術を持った職人「匠」の存在が欠かせません。


「匠」の技能や知識、“勘”や“コツ”などの「暗黙知」は伝承が難しく、また職人の高齢化や継承者不足が増える中で、いかに短期間で「匠」を育て、技能を伝承するかが課題となっていました。



モーションキャプチャで ”匠の暗黙知” をデジタル化し「技能の見える化」へ


作業をOptiTrackで計測し、解析ソフトウェアSKYCOMで「技能の見える化(数値化)」をしている(画像提供:マツダ株式会社)

アキュイティーが提供するモーションキャプチャシステム「OptiTrack」と解析ソフトウェア「SKYCOM」を活用し、「技能の見える化(数値化)」をすることで、マツダ様ではわかりやすく効率的な技能伝承が行えるようになりました。


作業者に反射マーカーを貼付して全身の動きをOptiTrackで計測してデジタル化し、頭や腕の動き、関節の角度や速度などをSKYCOMで解析して数値化することで、これまで「匠」の感覚や言葉でしか表現できなかった“暗黙知”を「見える化」し、定量的で理解しやすい技能学習を実現しました。


また、研磨に使用する工具や作業者の視線、重心移動なども同時に計測、解析することで、匠の動きすべてを数値化できるだけではなく、さまざまな観点から定量的にフィードバックが行えるので、“見よう見まね”ではない効率的な技能伝承が行えるようになりました。



モーションキャプチャで匠の技能をデータ化して次の世代へ


人の手作業で行われる匠の技能をモーションキャプチャでデータ化することで、いつでも評価が可能となり、データを活用した次の世代への技能伝承や新しい技術への応用が期待されます。


マツダ様では長期的な目標として、モーションキャプチャを活用した技能伝承を関連企業様全体で進める体制の構築をご検討いただいております。


OptiTrackで若手技能者の作業計測を行う須賀様(画像提供:マツダ株式会社)


次世代へつなぐ「魂動デザイン」の金型技術 – MAZDA official channel




アキュイティーが最適な技能・技術伝承ソリューションをご提案します


アキュイティーでは、マツダ様をはじめ、様々な業界・分野での技能・技術伝承ソリューションをご提案しております。


作業者による技術のバラツキや技能・技術者不足も、技能・技術伝承ソリューションを活用してデジタル化することで、作業の平準化や技能・技術向上を短期間に行うことが可能です。
体の動きだけではなく、作業に使用する工具の動きも計測できるので、より効率的な技能・技術伝承を行なえます。


また、今回ご紹介したソリューションに加え、マーカーの貼付や専用スーツの着用がなく、実作業現場などでも計測が可能な、マーカーレスモーションキャプチャを活用した技能・技術伝承も可能です。


どのようなデータが計測できるのかのご紹介や、計測したデータの解析や活用方法について、Webでの打ち合わせやデモも行っております。また、短期間での計測や導入前にどのようなデータ取得ができるのかを確認されたい方は、受託計測サービスも行っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。


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