

2025年7月9日(水)~11日(金)の3日間にわたり、千葉 幕張メッセにて開催されました「第3回 製造業DX展」のイベントレポートです。
ブースでは組付作業の動作をAIで高精度に判定する「BC-Action(動作判定AI)」の体験デモをはじめ、「リアルタイム3次元変位計測システム(OptiTrack+SKYCOM)」、「外観検査システム(BC-Detection / BC- Creation)」、「イベントカメラ3Dマシンビジョン」を出展いたしました。
数多くの方に足をお運びいただき、大盛況のうちに閉幕いたしました。
ご来場いただき、誠にありがとうございました。
ブースでは、人の動きを高精度に判定する動作判定AI「BC-Action」を体験デモとして出展いたしました。
「BC-Action」は、カメラで取得した3次元の骨格情報をもとに人の動きを高精度に判定しており、これまで判定が難しかった細やかな動作も検出・判定が可能です。
デモでは、エンジンの組み立て動作やアルミフレームへ基盤の取り付け、ケーブルの締め付け作業をご体験いただきました。
また、AIの構築に必要な「アノテーション作業」をお客様自身で行えるツール「BC-Annotator for Action」を今回初出展しました。ノーコードで簡単にアノテーション作業が可能なので、お客様自身でAI構築から運用まで、一貫して行うことができます。
「BC-Action」「BC-Annotator for Action」を活用することで作業を可視化し、手順の判定や作業の効率化、安全性の向上に役立てることが可能です。

モーションキャプチャシステム「OptiTrack」と計測したデータをリアルタイムでビジュアライズに解析する「SKYCOM」の事例をご紹介しました。
「OptiTrack」は、誤差0.1mm以下の高精度で人やモノの動きの計測が可能なモーションキャプチャシステムです。「OptiTrack」で計測したデータを解析ソフト「SKYCOM」へストリーミングすることで、リアルタイムに解析することが可能です。
このソリューションを活用することで、小型部品の耐久試験から大型構造物の変位計測まで、対象の大きさや場所を問わず高精度に計測・解析することが可能で、検査や研究開発などに活用できます。
また、モノだけではなく人の動きも可視化することができるので、熟練者と初心者の技術比較・技術伝承などにも活用できます。

さまざまな形状や検出内容にも柔軟に対応できる高精度なAI外観検査システム「BC-Detection」と、検査AIやフローをノーコードで簡単に作成できる「BC-Creation」をご紹介しました。
「BC-Detection」は画像処理および画像認識AIを用いた外観検査システムで、製品のキズや汚れ、バリやシミなど、さまざまな異常を高精度に検出します。従来目視で行っていた検査・検品作業、品質管理の自動化を実現します。
また「BC-Creation」を追加することで、自社内でAIモデルの作成や検証、検査対象の追加・変更などをノーコードで簡単に作成することが可能です。検査する品目や内容が変わっても、柔軟に対応することができます。

株式会社デンソーウェーブが開発した「イベントカメラ3Dマシンビジョン」を参考出展いたしました。本装置は、イベントカメラとパターン光を組み合わせた独自の3Dセンシング技術により、透明体・漆黒素材・金属表面といった非接触計測が難しい対象物に対しても、高い安定性で3次元計測を実現します。
一般的なフレームカメラと異なり、“輝度の変化”のみを検出するイベントカメラを採用しているため、反射光が弱い環境でも正確な情報の取得が可能です。
これにより、従来のカメラでは困難だった対象物の位置・姿勢及び形状の認識が可能となり、製造現場での検査精度の向上や、品質保証の省人化・自動化に貢献します。特に多品種・複雑形状の部品を扱う現場において、安定的かつ高精度な計測を実現するソリューションとして期待されています。
なお本展示は、萩原エレクトロニクス株式会社が運営する共創プラットフォーム「Co-Sou」を通じてマッチングされた、新たな技術共創プロジェクトの一環として実現したものです。

アキュイティーでは、これらのプロダクトについてWebでの打ち合わせやデモンストレーションを行っております。
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