Human Tracker
INTRODUCTION
「Human Tracker」(ヒューマントラッカー)は、作業者の手元・身体の位置情報をリアルタイムに検知し、任意で設定したエリアへの進入出を判定・記録します。1台のWebカメラで検知ができるため、作業者や現場への負担なく即時導入・作業の見える化が可能。進入出判定を外部機器と連携することで、システム制御も可能です。
ワークフロー
STEP1 |
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エリア作成 カメラで撮影している範囲内で任意のエリアを設定することで、進入出判定を行うことが可能。エリア作成はドラッグ操作で誰でも簡単に実施できます。 |
STEP2 |
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作業監視 エリア設定後、トラッキングの「開始ボタン」をクリックすると進入出判定が開始されます。作業者の手元や身体の位置をカメラが認識し、エリアへの進入出を判定・記録します。 |
STEP3 |
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CSVファイル出力 作業結果は自動蓄積され、CSVファイル出力することが可能。作業現場のトレーサビリティや品質管理・業務改善等に活用できます。 |
機能一覧モード設定
判定機能
出力機能
モード設定FEATURE1
両手モード
カメラで撮影している範囲内の左手と右手を追跡し、設定したエリアへの進入状況(左手のみ、右手のみ、両手)と進入回数を記録します。
※両手モードと全身モードの切り替えは、画面上のアイコンクリックで切り替え可能です。
FEATURE2
全身モード
カメラで撮影している範囲内の人を追跡し、設定したエリアへの進入状況(人数)と進入回数を記録します。
※両手モードと全身モードの切り替えは、画面上のアイコンクリックで切り替え可能です。
判定機能FEATURE1
エリア作成
エリア作成は、画面上のエリア設定ボタンをクリックすることで可能になります。マウス操作のドラッグ&ドロップで画面内に表示された映像の範囲で、任意の場所にエリア作成が可能です。
両手モードでは、部品の組み立て作業やピッキング作業を想定し、作業エリア・部品エリアの作成が可能です。
FEATURE2
検知部位設定
両手モードの場合、人差し指の位置によって進入出判定を行います。
全身モードの場合、エリアへの進入出判定に使用する部位は下記の中から2つまで選択することができます。
・鼻 ・首 ・左肩 ・右肩 ・左肘 ・右肘 ・左手首 ・右手首 ・左腰 ・右腰 ・左膝 ・右膝 ・左足首 ・右足首 ・左目 ・右目 ・左耳 ・右耳
FEATURE3
エリア進入出判定(両手モード)
両手モードの場合、「作業エリア」と「部品エリア」をそれぞれ1つ以上設定すると、エリアへの進入出判定を開始することができます。設定したエリアに人差し指の先端が進入すると、エリアの表示色が変わり、音声が鳴ります。このとき、エリアへの進入出状況は、画面右側の「認識」「回数」欄の数値、および、右下のログへリアルタイム反映されます。
FEATURE4
エリア進入出判定(全身モード)
全身モードの場合、「エリア」を1つ以上設定すると、エリアへの進入出判定を開始することができます。設定したエリアに判定部位が進入すると、エリアの表示色が変わり、音声が鳴ります。このとき、エリアへの進入出状況は、画面右側の「認識」「回数」欄の数値、および、右下のログへリアルタイム反映されます。「認識」欄には、それぞれのエリア内に滞在している人数が表示され、「回数」欄には、それぞれのエリアに人が進入した回数が表示されます。
FEATURE5
最低判定時間設定
エリアへの進入、および、エリアからの退出の瞬間から、進入出判定が更新されるまでの時間を0.1秒単位で設定することができます。
リアルタイムな進入出判定を行いたい場合は、最低判定時間を0.1秒に設定できるだけでなく、一瞬の立ち寄りや進入出を判定に含みたくない場合には、最低判定時間の変更が可能です。
出力機能FEATURE1
CSVファイル出力
記録されたエリア進入出のログ情報は、CSVファイルにて出力が可能です。出力項目は下記の通りとなります。
・両手モードの場合
日時、左手か右手か(Left/Right)、エリア名、進入か退出か(IN/OUT)
・全身モードの場合
日時、エリア名、進入か退出か(IN/OUT)、エリア内の人数
FEATURE2
デジタル出力
設定から「デジタル出力を使用する」にチェックを入れることで、エリアへの進入出状況をデジタル入出力USBI/Oユニットから出力することができます。
これにより、進入出状況をパトライトに反映させるほか、システムの停止・開始のトリガーとして連携することが可能です。
動作環境
OS | Windows10 以上(64bit) |
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CPU | Core i7 以上搭載 |
GPU | CUDA 11.7 が動作するNVIDIA社製GPU搭載(※全身モードを使用する場合) |
メモリ | 16GB 以上 |
その他 |
Webカメラ USBドングル要 |
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