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変位計測・挙動計測 スポーツ

ユーザーインタビュー:ゴルフスイングの動作解析・ゴルフクラブの挙動解析 | DUNLOP(社名:住友ゴム工業株式会社)様 

2026.09.30

今回、ゴルフスイング動作解析やゴルフクラブの挙動解析に、OptiTrackカメラ「PrimeX 13」「PrimeX 22」、解析ソフトウェア「SKYCOM」、マーカーレスモーションキャプチャシステム「Captury」をご活用いただいている、DUNLOP(ダンロップ) 研究開発本部 動作解析研究部の岡﨑 弘祐様にお話を伺いました。


左から 研究開発本部 動作解析研究部 南家 健太様、岡﨑 弘祐様、植田 尚良様、植田 勝彦様
※チームには中村佑斗様(当時育児休暇中)、中島聖子様もご所属されています


DUNLOP様は、1909年に英国ダンロップ社により日本初の近代的ゴム工場として創業されて以来、タイヤをはじめとするゴム製品やゴルフクラブ、テニスボールなどのスポーツ関連製品を開発、生産されており、長年にわたりゴム事業の発展に貢献されてきた老舗メーカーです。

1964年からゴルフクラブの生産を開始し、「XXIO(ゼクシオ)」「SRIXON(スリクソン)」などのゴルフブランドを展開されています。


1909年に近代的ゴム工場として創業してから117年に渡り、様々な製品を世に送り出し続けている


ー現在の業務内容についてお伺いします


(岡﨑様)現在弊社の研究開発本部では機能別に部署が設定されていて、「動作を計測して解析する」ことに特化した「動作解析研究部」という部署があり、私はそちらに所属しています。現在は主にゴルフスイング動作の計測を行っております。


弊社は「DUNLOP」ブランドをはじめとしたタイヤ事業のほかに、「XXIO(ゼクシオ)」「SRIXON(スリクソン)」ブランドをはじめとしたゴルフやテニス、バドミントンなどのスポーツ事業も展開しております。私はお客様に合ったゴルフクラブを提案するシステムツールの開発や「ゴルファー一人一人にとって最適なゴルフクラブは何か?」ということを明らかにするために、様々な観点での研究を同時に進めています。



ーどのようなゴルフクラブを買えばいいかを提案してくれるシステムはすごいですね


この開発しているシステムは、お客様のスイングからシャフトに与える動きやスイングのクセを計測して、その方に合ったシャフトを提案します。


ゴルフクラブの販売店には「フィッター」と呼ばれる、お客様に合ったゴルフクラブを提案してくれる方がいらっしゃいます。
フィッターさんがなぜこのシャフトが合うのかを、システムで解析したデータを参照しながら説明することで、お客様が納得してご購入していただくことができます。


システムを作るうえで、フィッターさんがわかりやすく説明できてお客様にも伝わりやすいように、インターフェースは非常にこだわって作っています。



学生時代にスポーツの動作解析で共同研究を行った縁があり、DUNLOPに入社しました、と岡﨑様


ーOptiTrackを導入いただくことになったきっかけをお伺いします


OptiTrackを所有する前は、慣性センサユニットを用いて計測を行っていました。しかし、慣性センサだけではゴルフスイングの実際の細やかな動作が確認できないという課題もあり、モーションキャプチャシステムを所有している施設をお借りして計測していました。当時モーションキャプチャカメラは非常に高額なイメージがあり、自社へ導入するにはハードルが高かったためです。


計測施設をお借りして計測していたので、テストでの計測内容の計画作成や被験者の確保など事前準備の工数が非常にかかっていました。また、計測時間が限られている中で、たくさんの項目を計測する必要があり、その分計測できていないなどのミスが起きることも多くて。そういう時に限ってナイスショットがでるんですよ(笑)。


そのうち、施設をお借りして計測することが難しくなり、いよいよ自社にもモーションキャプチャを導入することを考えなければならないと考えていたころ、学会でアキュイティーさんのOptiTrackをご紹介いただきました。


OptiTrackはこれまで使用していたカメラよりコンパクトで取り回しがよさそうだな、という印象もあり、すぐデモにきていただきました。OptiTrackのデモをみて、まず設置が簡単で計測まで時間があまりかからないところに驚きました。また、Motiveの画面でアバター表示されるのもイメージが湧きやすく、すごく使い勝手が良いなと感じました。価格も想像よりはるかに導入コストが抑えられるとわかったので、導入を決めました。


PrimeX 13とPrimeX 22を使用し、ゴルフスイングを計測される岡﨑様と試打される南家様


ー現在はこの広い計測スタジオでOptiTrackをご使用いただいております


ここでは弊社のシステムツールとOptiTrackを使用して、ゴルフスイングの動きとインパクト付近のヘッドの動きやボールの弾道の計測を行い、その場で結果がわかるようになっています。
新製品開発のために様々なデータを収集することもあれば、プロのスイングを計測することに使用することが多いです。
ほかにも弊社へ来訪いただいたお取引先のスイングを計測することもあります。


計測スタジオの外のモニタにもMotiveの様子やヘッドやボールの計測結果が表示されるので、来訪いただいた方にもすぐみていただくことができます。 他の実験の都合もあり、モーションキャプチャシステムを常設できないのですが、モーションキャプチャ実験を行う際はカメラの設置から画角調整、キャリブレーションまでの全てがとても簡単で、一人でも1時間足らずで計測環境が構築できるので助かっています



スタジオをPrimeX 13とPrimeX 22で取り囲み、ゴルファーのスイング動作とゴルフクラブの軌跡を計測している




ー解析評価ソフトウェア「SKYCOM」もご活用いただきありがとうございます 


これまで計測したデータの解析は、したい解析内容ごとにプログラムを作っていたのですが、我々全員が解析のプログラムを書けたり使えたりするわけではないので、誰でも簡単に解析ができるソフトはとてもいいですね。
例えば、背骨の角度とか、グラフ化して結果が見えるように事前に動作の違いを確認することができるので,プログラムが書けない方でもデータを計測したあと、このデータをどう処理すればいいのか悩まなくていいです。




ー普段と変わらない自然な動きを計測されるために、マーカーレスモーションキャプチャもご導入いただきました


そうですね。最近はCapturyがすごくいいな、と使っていて思います。モーションキャプチャスーツを着用できない被験者や、普段の環境と違う中でスイングすることが苦手な被験者には、マーカーレスで計測できるCapturyが大変活躍しています。


複数のゴルフクラブを用いて、ゴルフスイングやゴルフボールの弾道に与える影響を確認するようなテーマや、高精度にゴルファーの姿勢を計測したいときはOptiTrackでゴルフクラブやゴルファーを計測し、同時に専用の計測器を用いて弾道も計測しますが,モーションキャプチャスーツで被験者のスイング動作の邪魔をしたくないときや、ゴルフスイング中の姿勢、背骨や骨盤の角度、可動域を計測・評価したりする際はCapturyで計測するという風に使い分けています。




ーご利用いただく中で、利点だなと感じられるところはございますか


Motiveのグラフィックはすごくいいと思います。実験に協力いただいた方に結果をご覧いただきながら、色々と議論することがしばしばあります。計測データを見慣れていない人は、マーカーの点群データだと実際のゴルフスイング動作をイメージしにくいのですが、Motive上でアバターが動いてくれるため、細かな挙動をイメージしてもらえやすいのが大変助かります。
特にゴルフクラブのリジッドを作成することで,ゴルフスイング中のゴルフクラブの動きが明確にイメージできる点がとても良いです。


SKYCOMは日本語のユーザーインターフェースというのが非常に助かります。日本語だとソフトにあまり詳しくない方でも直感的に操作できるので、悩まずに使うことができています。


Capturyは、映像にドラッグすればすぐにスケルトンがはまってくれるところや、スケルトンが映像にオーバーレイして見やすいとか、ビジュアル的にマーカーの点群で見るのとは違ってわかりやすい点もいいところだと感じています。


Motiveでゴルフスイングの動作とゴルフクラブの挙動を同時に計測している


ー今後の研究計画などがございましたらご紹介いただけますでしょうか


ゴルフスイングをさらに解析して、ゴルファー一人一人に最適なゴルフクラブを提案できる仕組みを構築していきます。動作解析研究部という部署では、現状ゴルフスイングを対象としていますが、ゴルフ以外のスポーツや人の動作をきちんと測り解析することにを期待されている部署になりますので、これからもOptiTrackやCaptury、SKYCOMをたくさん活用していきたいです。


将来的にはゴルフスイングや他のスポーツ動作に加え,日常の動きや歩く動作といったヘルスケアなどのライフサポートなどにもつながる解析をしたいと考えています。
計測や解析のノウハウも溜まってきたので、さらに積極的に使っていき、将来的には開発チームも使えるように連携していきたいですね。


今後もどんどん色々な取り組みをこれからの若い技術者の方と一緒に進めていきたいと思っています。


このインタビューを機に、学生さんが弊社の動作解析に興味を持っていただけたら、是非リクルーティングしますのでご連絡ください(笑)。


ゴルフスイングしたその場で結果を見ることができるスタジオ(左)マーカー貼付も慣れればすぐです、と岡﨑様と南家様(右)


ー最後に、アキュイティーへのご期待やご要望がございましたらお聞かせください


これから若手技術者が入ってきた際に、以前実施して頂いたようなOptiTrackやSKYCOMの使い方を含めて便利機能をレクチャーする場を引き続き実施してほしいなと思っています。すでに使っている場合でも,何度も説明を聞くことで勉強になることが多いと思います。

あとは、担当セールスの方へよく問い合わせをするのですが、サポートもしっかりしていただいていて大変助かっています。




貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました。


最後にいただいた便利機能のレクチャーは、Webinarの開催だけではなく、初心者向けオンサイトセミナーや中上級者向けオンサイトセミナーの開催を予定しております。ダイレクトメールや弊社ウェブサイトにて、告知およびお申込み情報を随時更新してまいりますので、是非ご参加ください。


また、サポートプラン<スタンダード>にご加入の場合は、DUNLOP様のようにいつでもお電話にてサポートが可能です。担当セールスだけではなく、弊社のカスタマーサクセスチームが計測や解析のお困りごとを解決します。


オンラインで画面を繋ぎ、ソフトの操作説明や計測環境を確認して、設置や計測のアドバイスを行うことも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。


今回インタビューさせていただいた企業のご紹介

DUNLOP(社名:住友ゴム工業株式会社)様  

▼ DUNLOP 公式ホームページ
https://www.srigroup.co.jp/


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