

2026年9月9日(水)~11日(金)の3日間にわたり、幕張メッセ(千葉県)にて開催されました「ファクトリーイノベーションWeek 第1回 工場 安全・環境改善EXPO 秋」のイベントレポートです。
ブースでは、人の動きをマーカーレスで高精度に3次元データ化するモーションキャプチャ「Moop」、作業動作をAIが自動で判定・記録する動作判定AI「Moop View」、そして今回初出展となる技能伝承AI「TAKUMI CORE」を、すべてライブデモ形式でご覧いただきました。
会期中は、製造業の人材育成や技能伝承に課題を持つ多くの方にブースへお立ち寄りいただき、実演を交えながら製品をご紹介するとともに、技能伝承や作業分析に関するさまざまなご相談をいただきました。
ご来場いただき、誠にありがとうございました。
現場の技術は、これまで「見て覚える」「技を見て学ぶ」という形で受け継がれてきました。
しかし熟練者の高齢化や人手不足が進むなかで、その伝え方だけでは技術が組織に残らない——多くの現場が直面しているこの課題に対して、今回のブースでは、人の動きを「Physical Data」として取得し、AIが理解し、改善までつなげる一連のソリューションをご提案いたしました。

ブースでいただいた主なご相談
・ベテランと新人の作業は、何がどう違うのかを説明できない
・教育に時間がかかり、指導者の負担が大きい
・作業者によって品質にばらつきが出てしまう
・熟練者の退職までに、技術を形に残しておきたい
いずれも「人の動き」が起点にある課題です。感覚や経験に頼ってきた部分をデータに置き換えることで何が変わるのか、実際のデモをご覧いただきながらご説明しました。

今回のブースで最も多くの反響をいただいたのが、初出展となる技能伝承AI「TAKUMI CORE」のライブデモです。
デモでは、来場者の方に実際にペグを挿す作業を体験していただき、その動きを「Moop」でリアルタイムに計測。取得した3次元骨格データを「TAKUMI CORE」が熟練者の基準データと自動で比較し、その場で技能をスコアリングしました。
ポイントは、単に点数が出るだけではないところです。どの部位の、どの動きが、どれだけ基準と違うのかをグラフとアニメーションで可視化し、さらに「次に何を意識すればよいか」という具体的な改善アドバイスまでレポートします。
体験された方からは「自分では同じようにやっているつもりだったのに、こんなに違いが出るとは思わなかった」「これなら指導する側の負担が減る」といったお声を多数いただきました。
感覚や経験に頼っていた技能の評価を、誰が見ても同じ基準で判断できるデータに置き換える。「見て覚える」を「できる」に変える——「TAKUMI CORE」が目指す技能伝承のかたちを、実際に体感していただける3日間となりました。

【TORERU / とる】
Moopは、被験者にセンサーやマーカーを装着することなく、設置したカメラの映像から骨格を検出し、人の動きを3Dデータとして数値化できるシステムです。
ボディスーツの着用やマーカーの貼り付けといった事前準備が不要なため、計測する人・被験者双方の負担を軽減します。
位置や姿勢、動線などのデータをリアルタイムで可視化・保存でき、研究・スポーツ・医療・製造現場での動作計測をはじめ、フィジカルAI向けの学習データ取得にも活用できます。

【MIERU / みえる】
Moop Viewは、人の動きを3次元骨格データとして取得し、あらかじめ定義した作業動作をAIが自動で判定・記録する「動作判定AI」です。
誤った動作をリアルタイムにその場で検知することで、作業の漏れ・手順違い・異常動作を未然に防止することが可能です。また、判定結果や動作データがすべてログとして残せるため、ログデータから非効率な作業を特定し工程改善につなげたり、品質保証・原因追跡するためのトレーサビリティデータにも活用できます。

【WAKARU / わかる】
TAKUMI CORE は、製造業向け技能伝承AIです。撮り貯めたデータをフィジカルAIに向けた会社の資産にしていただけます。
動きの数値化、可視化に留まらずAIが改善するための具体的アドバイスを提示。熟練者の方が不在でも若手が一人で成長できるようになります。
アキュイティーでは、これらのプロダクトについてWebでのお打ち合わせやデモンストレーションを行っております。
「熟練者の技術をどう残すか」「教育にかかる時間をどう短縮するか」といった現場のお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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