Tech media

計測 ノウハウ

自動車業界の最新計測!次世代DXで工数削減・納入事例集

2023.01.26


自動車の車両・部品の実験、試験を行う部門が抱えている課題

自動車完成車メーカーや自動車サプライヤーの方々で、下記のような課題はありませんか?


・準備から実験、解析に至るまでの工数を短縮したい
・計測したいが、現在のシステムでは計測できず、ほかに計測する手法がない
・3次元で計測したい
・いろいろな部品を計測するのに、都度、計測器を変える手間が発生している


これらを解決する手段として、Acuityがご提案できるのが、変位計測・3次元測定・静的試験・運転動作分析・位置ずれ確認・技術伝承まで3次元で計測~解析まで可能な「SKYCOM」シリーズです。
カメラとマーカー、それから目的に合わせたソフトウェアを使うことで、現在の実験工数を大幅に削減し、さらに、計測器の切り替えも不要で、様々な製品の計測が1つのシステムで実現できます。



部門の垣根を越えて、いろいろな製品の計測が可能な「SKYCOM」シリーズ

「SKYCOM」シリーズとは、モノ・人の動きを3次元でデータ化し、わかりやすく視覚的に解析・レポートの出力が可能なソフトウェアです。
ラインナップは以下の通り。下記クリックで、各ソフトウェアの機能一覧をご覧いただけます。


ソフトウェアは目的に応じて、PC内にインストールすることで使用可能となります。
これらのソフトウェアを使用する際に必要なシステムは、共通して、下記の1システムのみです。



「SKYCOM」シリーズのソフトウェアを目的に応じて使用する際、基本となるシステムは、すべて共通した1システムとなります。
それが「モーションキャプチャOptiTrackシステム」。
OptiTrack製品のカメラと反射マーカーを用いて、計測空間を準備。計測対象に貼りつけた反射マーカーの3次元座標位置をOptiTrackカメラが取得します。取得した3次元座標位置から、変位や加速度、距離、寸法、視線位置、工具の位置・姿勢などを解析するには「SKYCOM」シリーズのソフトウェアが必要です。
つまり、この「OptiTrackを使ったモーションキャプチャシステム」+「目的に応じたソフトウェア」の組み合わせで、3次元での計測~解析が可能となるわけです。



対応している計測製品一覧 【実績】


※ボタンクリックにより、活用事例をご覧いただけます。
※ボタン以外の部品や計測実績は、別途動画でご覧いただけます。ぜひお問合せください。



計測項目別に「SKYCOM」シリーズを知る

※ボタンクリックにより、活用事例をご覧いただけます。



実際の準備~計測・解析までの工数の比較図

■ 変位計測の場合



変位計を使用した変位計測・振動試験・負荷試験と、ソフトウェア「SKYCOM」を使用した試験との大きな違いは、準備工数を大幅に削減できる点です。ソフトウェア「SKYCOM」による変位計測では、カメラを設置して、計測対象に任意でマーカーを貼付するだけと簡単。変位計のように軸方向に注意して設置する必要もないため、準備工数の大幅低減が実現できます。
また、計測時は同時に画面上で計測結果を確認できます。解析機能も充実しており、変位計での計測と比べて、工数低減の効果は最大69%低減となります。


■ 3次元測定の場合



アーム式3次元測定機を使用した測定の場合、測定範囲が「アームが届く範囲内」という制限がかかるため、大型製品の3次元測定になると、測定ポイントを移す段取り替えが必要となります。そのたびに座標合わせをすることになるため、レポート作成・出力までに大きく工数がかかってしまいます。
その点、OptiTrackカメラと3次元測定専用のソフトウェア「SKYCOM TOUCH」を使用した3次元測定では、カメラを最初に設置するだけで移動の必要はなく、また、計測した数値データは自動的にソフトウェアへ保存されます。レポート出力もソフトウェア上でボタンひとつで可能。準備~測定~レポート出力までスムーズに行えるため、工数が最大33%低減します。


■ 静的試験の場合



OptiTrack+SKYCOM LOGGERを活用した「静的試験計測」の場合、工数低減の効果は、最大70%低減の実績があります。
変位計では段取り時に、やぐら建てが必要なほか、軸方向に注意をしたセンサーの設置など、準備だけで大幅に時間がかかってしまいます。しかしカメラを使用した静的試験の場合は、計測対象にマーカーを任意で貼りつけるだけで計測が可能。
さらに、静的試験に使用する「SKYCOM LOGGER」なら、リアルタイムに計測結果をグラフや数値で表示できるため、常時確認しながら計測を実施できます。
関連記事:今までの静的試験にない仕組み。なぜ工数は大幅に削減できるのか?


■ 位置ずれ確認~変位計測の場合



ダミー人形や計測対象の位置合わせ・位置ずれ確認を行ってから、変位計測など試験を行う場合、ソフトウェア「SKYCOM」を使用するだけで、一貫して位置合わせ~変位計測を行うことができます。
段取り切り替えの必要も、システムの併用も必要なく、ひとつのシステムで完了できるため、工数低減効果は81%低減と大きな効果があります。



計測精度と保証



従来の変位計やトータルステーションではない手法で、計測をする際、精度については非常に気になる点です。
アキュイティー株式会社では、OptiTrackカメラを用いたモーションキャプチャによる工業計測の精度保証のため、座標測定機の国際規格であるISO10360を参考に、国家計量標準機関として、計量標準および関連した計測技術の開発を行う産業技術総合研究所 計量標準総合センターから技術支援を受け、実施しました。
その結果、測定精度(1σ)0.084mm/繰り返し性(1σ)0.075mmと高精度を保証。
測定環境等の条件および結果の詳細はこちらからご覧いただけます。
モーションキャプチャシステムOptiTrackの計測精度を公開



活用事例一覧


変位計測や3次元測定、技術伝承、運転動作分析、静的試験、組付け点検、位置合わせなど、OptiTrack+SKYCOMシリーズのソフトウェアの組み合わせで、様々な課題解決が可能です。下記にて、従来の手法から、工数削減をした活用事例をご覧いただけます。



変位計測・3次元測定・技術伝承・静的試験・組付け点検など 活用例一覧を見る


この記事をSNSでシェアする

Inquiry

お客様の課題に合わせてスタッフが最適な解決します。
製品の修理や故障、技術的なお問い合わせはサポートからお問い合わせください。

ページの先頭へ戻る